弊社によるイギリスとドイツにおける市場調査事例の一つ。クライアントである日系建設会社は、国内で展開しているファシリティ・マネジメント・サービス事業(FMサービス事業)のあるべき姿を検討するために、専門性が高く、サービスラインナップの幅が広いと考えられる欧州のファシリティ・マネジメント・サービス企業が展開している事業内容や、建設事業とファシリティ・マネジメント・サービス事業間の相乗効果創出に向けた取り組み等を把握したいと考えていた。
イギリスとドイツの主要な建設会社、ファシリティ・マネジメント・サービス企業、関連業界団体等へ、クライアント自らが訪問されたいという希望をお持ちであったため、弊社の調査員が対象企業・団体への面会アポイントを取得した。現地訪問時には弊社の日本人調査員がクライアントに同行し、インタビューのファシリテーションを実施した。インタビューを通じて、ファシリティ・マネジメントに関する現地市場における商習慣、各社が展開しているサービスの概要、不動産関連サービス(アセットマネジメントサービス、プロパティマネジメントサービス等)の概要、建設会社(もしくは自社内の建設事業)との連携状況等を把握することができた。
日本の大手建設会社との情報交換を行うことのメリットを現地企業に訴求し、各社の上級管理者(ディレクター、シニアディレクター等)との面会アポイントの取得を実現した。